11月28日(金) 北海道生産性本部で講演

11月28日(金)に北海道生産性本部で今年も講演の機会をいただきました。

「職場メンタルヘルス最新事情~ニューノーマルにおけるメンタルヘルス活動の諸問題と対策の方向性について」
https://www.hpc-net.jp/business/seminar/study/2025-2480

北海道生産性本部メンタルヘルス研究会はメンタルヘルスの草創期から続く伝統ある研究会です。私も30年以上関わってまいりました。今回は「ニューノーマル」に焦点を当てます。
“危機を乗り越えたら以前の状態に戻る” という楽観的な考えをとらず、むしろ新たな未来を創り、今まで見ようとしてもいなかった場所に無限の機会が潜んでいるという希望的かつ不可逆的な考え方を持つことが「ニューノーマル」です。
組織は危機に瀕した時に、誰かが「生き残りのためにはこれまでのスタイルを捨て変わらないといけない」という教条主義をみずから煽ることがあります。その結果、変化至上主義が起こり過去を葬り去ることに価値が置かれ、それが目的化されることになります。
危機状況において過去を捨て新しい選択がなされたときに、それに追従する人はこれまでの拠りどころをなくし未来への不安を強く抱き、前に進む力と踏み留まろうとする力がそこで拮抗することになり、人間にストレスを与えることになります。
かつて日本的経営を放棄し成果主義に舵を切った後に年間自殺者が3万人を超えたという事実をある程度研究された方ならご存じだと思います。残業時間のみが原因ではありません。
退くに退けない状況に置かれたときにそこにどう向き合い、人をどう活かし組織が活力を得ることが出来るか、参加者とディスカッションをしながら、道筋を示したいと思います。